サプリやドリンクなどいろいろあるけど…プラセンタって女性の薄毛に効果あるの?


マルマン プラセンタ プレミアム 470㎎×80粒

最近ではだいぶ知名度も浸透してきた『プラセンタ』。

サプリメントが手軽にドラッグストアで手に入ったり、美容目的でプラセンタ注射を打てる病院も増えています。

そしてこのプラセンタが「女性の薄毛治療にも効く」という噂があるので、調べてみました。

そもそもプラセンタって何?

胎盤
引用元村田クリニック

プラセンタとは哺乳類の胎盤のことです。

ママと赤ちゃんのへその緒をつなぐ部分で、

  • 胎児への酸素や栄養を供給
  • 血液やたんぱく質をつくる
  • ホルモンを分泌する

など「胎児の生命を維持し、育てるため」にはたらく重要な器官です。

そんな胎盤から抽出される「プラセンタエキス」には細胞を活性化させる働きがあり、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・成長因子などの「成長と若さ」をサポートする成分が豊富に含まれます。

ヒト由来のプラセンタ注射は医薬品として認可されており、病気の治療にも使われています。

プラセンタを飲んだり食べたりすれば薄毛が治るの?

健康や美容にいい成分がたくさん詰まっているプラセンタなので、摂取すれば何かしらいい効果が期待できそうですよね。

ところが実は、サプリメントやドリンクとして一般販売されているプラセンタではあまり意味がありません。

美容のためはおろか、薄毛改善には全く効果がありません

サプリメントやドリンクタイプのプラセンタを摂るなら肉を食べればOK!

プラセンタ食品は大半が、ブタかウマが原料として主流となっています。

いろいろな工程を経て加工されサプリやドリンクとして私達の手元に届くわけですが、口から摂取することによって消化され分解されてしまいます。

体内に吸収される頃にはただのアミノ酸となってしまいます。

食品流通しているプラセンタを飲んだり食べたりしても、普段の食事にちょっと栄養がプラスされるくらいです。

だったらプラセンタ食品を買う代わりに、普段の食事に少し良いお肉をプラスしたほうが良いですよ。

じゃあ『生プラセンタ』ならどうなの?


生プラセンタ ハードカプセル 30日分

たまに「加熱処理していない生のプラセンタ!だから効果がぜんぜん違う!」みたいな謳い文句で生プラセンタの有用性を宣伝したものを目にしますが…。

これも結局、食品として摂取するなら同じように消化吸収されるだけ。

『生』だからってなにか効果が上がることは考えにくいです。

それより単純に考えて、『加熱処理していない肉を食べて大丈夫なのか?』と思いましょう。

健康な家畜(ブタおよびウマ)の満期出産時に、後産として得られる食用の胎盤を用い、それを酵素あるいは塩酸などを使った方法により分解後、抽出工程を経て得られた液状またはペースト状で加熱殺菌されたものを「プラセンタエキス」、これを凍結乾燥、噴霧乾燥などの方法で水分を除去した粉末状のものを「プラセンタエキス純末」、それらを原材料として用いた食品を「プラセンタエキス含有食品」としています。

参考元https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161012-OYTEW183349/

食品として流通させるには上記の「薬品による分解・加熱殺菌」の工程が必須です。(日本の品質規格基準で定められています。)

「生」を謳ったプラセンタ食品は『日本の基準を無視して製造されたヤバイものである』か、『実は加熱処理しているのに生と嘘をついている』かのどちらかと考え、手を出さないほうが賢明です。

プラセンタ『注射』なら確かな美容効果を期待できる!

プラセンタを注射することは病気を治すための「医療行為」として認められているので、効果があります。

ただし美容目的の場合は、保険適用外なので100%自己負担となります。

それにプラセンタは残念ながら消費されていくものなので、効果を継続して実感したいのなら数日に1回のペースで打ち続けなければいけません。

それでも1回の接種料金が数千円と、手の届く価格に設定している医院も多いため、美容目的でプラセンタ注射をする女性は多いのだそうです。

プラセンタ注射の美容・健康効果としては、こんなことが挙げられます。

  • シミ、そばかす、たるみ、乾燥、肌荒れを改善し美白に導く(美肌効果)
  • PMSや生理痛、生理不順が軽減される(ホルモンバランスを整える)
  • アトピー、花粉症の症状が和らぐ(アレルギー疾患の改善)
  • 解毒作用があり、二日酔いしにくくなる(肝機能を高める)
  • 精神の安定と睡眠改善(自律神経を整える)

女性にとって嬉しい事ばかりですね!

ホルモンバランスを整えることや、自律神経を整えてストレスを軽減させることは薄毛予防にも大切なことなので、きちんと継続して接種をすれば年齢を重ねても若々しい髪を保っていられそうです。

ただあくまで「薄毛予防にも良いよね」という話。

「普通のプラセンタ注射で、既に薄くなってしまった髪が回復し生えてきますよ!」とは、調べた限りどこにも書かれていません。

大事なのは「プラセンタを打つ場所」です。

プラセンタを直接頭皮に注射する薄毛治療法がある

一般的に腕などに注射するプラセンタですが、これを頭皮に注射すれば、やはり薄毛改善にダイレクトに期待が持てるようです。

というのも、プラセンタには成長因子であるEGFやFGFが含まれているため。

関連薄毛の人は成長因子が足りない!薄毛治療に必須な成長因子とは?

ただし、針が極細針じゃないといけないなど頭皮に注射するにはかなり制限があるため、なかなか施術できるクリニックは少ないようです。

また、プラセンタ「のみ」を注射するのではなく、より効果を促すために育毛成分を配合して注射剤を作るため、どうしても通常のプラセンタ注射よりは高額になってしまいます。

ちなみにその実力は…最近話題のHARG療法やメソセラピー(いずれも頭皮に注射するタイプの治療法)とほぼ同等の効果が得られるとのこと。

投薬治療だけでは満足行く結果が得られなかったり、薬が合わなくて投薬治療ができない場合などには
『頭皮へのプラセンタ注射』も選択肢のひとつとしてアリなんじゃないでしょうか。

プラセンタ注射のデメリット・副作用や注意点

良いことづくしに思えるプラセンタ注射ですが、もちろん注意するべき点もあります。

献血ができなくなる

プラセンタの注射薬の使用と関連したvCJDの発生は報告されていませんが、vCJDという病気について解明されていないことが多く、また、現在の科学的な検査では輸血時に検査ができません。
そこで、プラセンタの注射薬も、理論上のリスクが否定できないため、vCJDの感染の恐れがないとは言えないことから、vCJDの感染リスクをできる限り少なくするために、日本赤十字社では、献血時に慎重な予防的対応を行うこととしました。

参照元日本赤十字社

vCJDとは「クロイツフェルト・ヤコブ病」という、現在ではまだ解明されていない難病のことです。

プラセンタは胎児への栄養補給の器官でもありますが、危険な物質が胎児に届かないよう『せき止める役割』も果たしています。

すごく砕いて説明すると…

「プラセンタ注射をした人は理論上、危険な物質もプラセンタと一緒に体内へ入れているかもしれないから、献血は控えてね」ということです。

実際にプラセンタ注射によってなにか感染症を引き起こしたなんて例は、国内・海外でも1件も報告されていませんが、献血では輸血血液の安全性を最優先しなければならないので、という事情です。

献血をすることができないだけで輸血は受けられます。

食欲が増す

プラセンタに含まれる成長因子のうちのIGFという物質。

これは「赤ちゃんの栄養のために、お母さんはたくさん食べてね!」と脳が命令を出すことに関係した物質なので、プラセンタを取り入れると食欲が増してしまうと考えられます。

プラセンタ注射の効果で元気になって食欲が増しても、食べ過ぎには気をつけましょう。

注射製剤だから、アレルギー反応が出ることも

これはプラセンタ注射に限らず、体の外から異物を取り入れる「注射」という行為全般にあり得ることです。

稀に、注射をした場所が赤くなる・発疹がでる・発熱するなどの症状が出る場合があります。

医師と相談して、副作用についてもシッカリ理解した上でプラセンタ注射をおこないましょう。

プラセンタは食べてもほぼ無意味!注射は美容・健康目的なら効果大

サプリメントやドリンクで得られる効果は『焼き肉を食べたときの栄養が得られる』くらいに考えましょう。

健康面・美容面で悩みがあるのなら、プラセンタ注射でいい効果が得られます。(医師としっかり相談し、理解した上でおこないましょう)

薄毛を改善したい!髪の毛を生やしたい!という目的でプラセンタ注射をするなら、頭皮に注射してくれるクリニックを探すのがいいですが、値段は高い継続して通わないとあまり効果はでないので、初めて薄毛治療する方にはオススメしません。

薄毛改善目的でクリニックに行くなら、まずは投薬治療から試してみるのもおすすめです。

関連薄毛治療専門クリニック

関連:頭皮へのプラセンタ注射で薄毛治療をおこなっているクリニック(作成中)

コメント