発毛を促進させるうえで、大事な事ってご存知ですか?
- 発毛促進因子を増やすこと
- 血管を増やすこと
血行促進ではなく、血管を増やすこと(血管新生と言います)です。
抜け毛予防程度なら、血行促進のみでいいかもしれませんが、生やすとなると、促進させているだけでは無理です。
血行促進だけで生えるのなら、みなさんとっくに薄毛を改善してますよね。
今回は、血管を増やすことについてふれていきたいと思います。
薄毛の場合、すでに頭皮の毛細血管は減少している
薄毛のかたの毛細血管は、健康的な人よりかなり減少していると言われています。
毛細血管は毛乳頭につながっており、毛細血管から栄養やホルモンなどを受け取ります。
▲赤いのが動脈で青いのが静脈。毛包部分を見ていただくと血管が毛根の中とつながっているのが分かります。
毛細血管の量が減ると、栄養の供給がスムーズにいかなくなり、薄毛になりやすくなってしまうんですね。
もちろん、薄毛の原因はこれだけではないので、毛細血管の減少は薄毛の原因の一つとしてとらえてください。
頭皮の毛細血管を増やす方法はVEGFを促すこと
毛細血管は血管内の血管内皮細胞によってつくられます。
その細胞に働きかければ、分裂・増殖を繰り返し、血管を作ってくれます。
細胞に働きかける方法というのは、血管内皮細胞増殖因子という成長因子の分泌を促すことです。
血管内皮細胞増殖因子(VEGF)とは?
またわけの分からない専門用語が出てきました。
特に覚えておかなくてもいいです。
この血管内皮細胞増殖因子(以下VEGF)とは、髪の毛の成長期を長くさせるための成長因子で、薄毛の人はこのVEGFが減少しているため、毛髪を維持できなくなり、数ヶ月~1年で抜け落ちてしまいます。
毛髪の長さと太さは主に毛包サイクルの成長期毛包の期間の長さで決まる.成長期はVEGF,FGF-5S,IGF-1,KGF等の細胞成長因子で維持されている.
しかし体内時計によって設定された時が満ちれば,FGF-5,thrombospondin,あるいは何らかの未同定の因子により成長期は終了し,毛母細胞にアポトーシスが誘導され退行期へと移行する.
引用元:日本薬理学雑誌
※アポトーシス=細胞の死
VEGFを増やすと、血管内皮細胞が分裂・増殖を繰り返し、毛細血管を増やしてくれます。
今まで隅々まで広がってなかった毛細血管を隅々まで行き渡らせ、毛乳頭へ何本もつないでくれるということになります。
つまり、髪へ行く栄養が今まで以上に増えると言うことになるんです。
これは本当に大事なこと。
髪への栄養が増えれば、太く根強い髪の毛が生えることになりますからね。
頭皮の毛細血管は食べ物・運動では増えません。
食べ物や運動、マッサージでは増えません。
(マッサージはやり方を間違えると毛細血管を減らしてしまうので、やり方が分からない場合は止めましょう。)
一番手っ取り早い方法は、頭皮に注射する方法。
VEGFを頭皮に注射して増やす【HARG療法】
HARG療法とは、SKE48の松村香織さんの薄毛を治した治療法で、FGF・IGF・VEGF・HGFなどの数種類の成長因子と薬剤を頭皮に注射する方法です。
頭皮内部に直接、成長因子を補給するので、VEGFをすぐに増やすことが可能です。
しかしながら、問題もあります。
HARG療法は効果は高いが、費用も高い
効果が高いのは確か。成長因子を直接頭皮の奥へ注入するので、理論的にも生えるのは当然だと思います。
ただ、費用がかなり高いです。
1回注射で18万円。
月1回で12ヶ月ほど続けないといけないので、200万は超えます。
ちょっと躊躇してしまう金額ですよね…?
それが高いと思えるか安いと思えるか。
まだそこまで薄くないのなら、HARG療法だけが最後の手段というわけではないので、とりあえず他の方法で試すというのがいいかと思います。
頭皮の毛細血管を増やす方法その2
それは、育毛剤でVEGFを増やすこと。
ただ、VEGFの分泌を促す作用のある育毛剤でなければなりません。
作用があるというのは、VEGFを促す成分が配合されているかどうかということ。
VEGFを促す作用のある成分
有名なものだと、M-034という成分。
これはミツイシコンブエキスに含まれている成分になります。わりとポピュラーなのでさまざまな育毛剤に含まれています。
その他ですと
- オランダガラシ葉/茎抽出物
- エチナシ抽出物
- プルーン抽出物
- モヤシ抽出物
- アマチャヅル抽出物
- タコノキ属植物抽出物
- ローヤルゼリー
- ピロリドンカルボン酸
- クロレラの抽出物
- エイジツ(ノイバラ)果実抽出物
- イチョウの葉の抽出物
参考元:公開特許公報(A)_血管内皮細胞増殖因子産生促進剤および育毛養毛用皮膚外用剤
などなど、結構多めですね。
成分が分かったら、次はこれらを配合している育毛剤を探します。
VEGFを促す成分を含む育毛剤
※ネット通販ランキングの育毛剤のみ選別。
ミツイシコンブ | マイナチュレ・ベルタ育毛剤・ミューノアージュ・ハリモア |
オランダガラシ葉/茎 | マイナチュレ・リジュン |
エイジツ(ノイバラ)果実 | 花蘭咲・ベルタ育毛剤・リジュン |
イチョウ | ミューノアージュ・ベルタ育毛剤・リジュン |
※その他の成分を配合している育毛剤は見つかりませんでした。
一番多いのは、3項目該当しているリジュンとベルタ育毛剤ですね。
ベルタ育毛剤かリジュンなら、リジュンがオススメ
リジュンは2017頃に発売された結構新しい育毛剤で、女性用育毛剤では初となる次世代ヘアケア成分【リデンシル】を配合。
リデンシルとは、あのリアップリジェンヌノ主成分である、ミノキシジルを超えたと噂されている海外で有名なあの成分です。
リデンシル以外にも、リンゴ幹細胞エキスなど、細胞レベルで研究された成分を配合していて、無添加だけが売りだったマイナチュレ・ベルタとは全く違う育毛剤なんです。
詳しくは女性用育毛剤リジュンの特徴と体験レビュー!効果の秘密は3つの新成分にあった!のページに書いていますので御覧ください。
薄毛改善には頭皮の毛細血管を増やすことが必須!
- 薄毛を改善するには、血管新生を起こすことが重要
- 血管新とは、毛細血管を増やすこと
- 血管新生の方法は、HARG療法かVEGF分泌系育毛剤。
- HARG療法は高すぎ
- VEGF分泌系育毛剤ならリジュンがおすすめ
注意したいのは、血管新生をしても栄養が足りていなかったら、無意味です。
栄養はしっかり取りましょうね。