うちのサイト内でたまに検索されている「ふわり ナノエッグ」。
なんのっこちゃ?と思って調べて見ると、育毛剤でした。
調べたついでだし、ちょっと書いてみようと思ったわけです。
ではでは、サクッといきましょ。
※この記事は30秒程度で読めます。
ふわりナノエッグの特徴
- 聖マリアンナ医科大学とパートナーシップを組んでいる会社
- 珍しい「泡」の育毛剤
- ナノカプセル化技術を応用した独自成分「GK2egg」
- 独自の浸透技術?
聖マリアンナ医科大学とのパートナーシップについては
「育毛剤」とは全く関係無いので、置いといて…
それ以外を見ていきましょう!
珍しい「泡タイプ」の育毛剤。何の意味があるの?
頭皮に吸着して、液垂れしにくいみたいです。
液垂れしないっていうのは良さげですね!
ただ、浸透性がUPとか、毛乳頭まで届くとかそんなことは一切ありません。
毛乳頭は毛穴の内部、真皮層なので、育毛剤の液体が届いちゃダメです。
届いてしまうのは、「医薬品」扱いになります。
泡はいらないですね~
ナノカプセル化技術を応用した独自成分「GK2egg」
ほんと育毛剤の成分って「ナノ」が好きですよね~~ベルタとかベルタとかベルタとか。
ベルタって嫌いなんですけど、妊娠中に読んだたまひよとかに、めちゃくちゃ商品紹介されててイラッときました☆
で、ナノ化についてなんですが、いくらナノ化しても届くのは角質層までです。
毛根や、最近になってわかった「欠落すると薄毛になる毛包幹細胞」があるバルジ領域は、角質層の更に奥の真皮層に存在します。
↓参考
引用元:https://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/images/beauty/2011.gif
液体の浸透が毛根部分にまで達しないと意味が無いので、
ナノ化にする必要性がありません。
先程もお伝えしましたが、そもそも真皮層にまで浸透させるものは医薬品が該当します。化粧品レベルでは不可能です。
どうしても真皮層に届かせたいのであれば、注射しなければなりません。
それは医療行為にあたりますので育毛剤では不可能なんですね。
で、もう一点謎な部分があって、ナノエッグがやろうとしていたGK2eggというものですが、グリチルリチン酸ジカリウムをナノ化して、浸透させようとしていたみたいなんです。
グリチルリチン酸って、ニキビ化粧水とか、タクトローションとかに配合されている炎症を抑える作用のある成分で、抜け毛、発毛促進にはそこまで関係ありません。
グリチルリチン酸の目的は毛穴の炎症を抑え、頭皮環境を良くすること。
頭皮環境を良くすれば、発毛環境が整うので、間接的には育毛作用にはありますが、ナノ化する必要が無いんです。
医薬品である、ムヒやタクトホワイトローションに配合されているグリチルリチン酸はナノ化していません。
つまり、ナノ化しなくてもきちんと経皮吸収されるということ。
あたかも、超浸透して、超効果がありそうな書き方しますが、全くそんなことは無く不要ナノです。
まあ…
ふわりナノエッグは世にも微妙な女性用育毛剤
有効成分はきちん3種類配合されているので、普通の育毛剤です。
ふわりナノエッグは、ナノ化がどうとか泡がどうとか、不要なことばかりする微妙な育毛剤でした。。。
今後もリアップリジェンヌよりいいものは出てこないと考えられます。
ふわりナノエッグの全成分
有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム・塩酸ジフェンヒドラミン・センブリ抽出リキッド
その他の成分:濃グリセリン・ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル・植物性スクワラン・フェノキシエタノール・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油・塩化マグネシウム・炭酸水素ナトリウム・1,2-ヘキサンジオール・1,3-ブチレングリコール・エタノール・クエン酸・クエン酸ナトリウム・精製水
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