薄毛を改善させるには、髪の成長を促すのも大切ですが、
抜け毛の原因である、男性ホルモンも抑制しなければ、髪が増えても減少は止まりません。
男性ホルモンの抑制については、植毛の専門家はこう述べています。
スピロノラクトンは、30年以上前から使用されている利尿剤ですが、抗男性ホルモン作用によって、 多毛症やニキビの改善への有効性が証明されており、この他にFAGAへの発毛効果も報告されています。
スピロノラクトンとは、重症のニキビ患者処方させる薬であり、短期間でニキビを緩和させてくれる、かなり強い薬です。
そのメカニズムがニキビの原因である、男性ホルモンを抑制し、ニキビの発生を抑える言うもの。
そのスピロノラクトンのメカニズムを利用して、薄毛治療に利用し成功したというわけなんですね。
どれくらい改善したのかは書かれていいませんが、男性ホルモンを抑制することで薄毛に効果があるということは間違いないんですね。
スピロノラクトンはどこで手に入る?
重度のニキビであれば、医者が処方してくれるでしょう。
しかし、薄毛治療で処方してくれるところは、まずありません。
理由は、ニキビは短期間の服用で住みますが、薄毛はかなり長期間服用しないといけないからです。
先程の専門家もこう述べています。
発毛を目的として服用する場合には、利尿剤としての用量の1/4~1/8と少量なので副作用はほとんど 心配ないともいわれますが、高カリウム血症など、電解質のバランスを乱す可能性があって、 副作用のリスクと効果のメリットをはかりにかけると、その使用に反対する専門医は少なくありません。
ニキビは治れば薬をやめますが、FAGAの場合は長期にわたり使い続けるものですから、積極的には勧めにくいわけです。
その他、生理不順や男性胎児の女性化などの副作用があり、避妊が必要だとされています。
※注
FAGAとは・・・女性型脱毛症のこと。つむじ・分け目・頭頂部の薄毛。全体的な薄毛は含まれない。
高カリウム血症・・・血清中のカリウム濃度が高い状態であり、電解質代謝異常症のひとつ。症状としては、嘔吐などの胃腸症状、しびれ感、知覚過敏、脱力感などの筋肉・神経症状、不整脈などが主な症状。カリウム値が既定値を超えると危険な「不整脈」が現れ、心停止(突然死)の危険性が生じます。
その他、生理不順や男の子の赤ちゃんの女性化などがあリ、今後子供がほしいと思う方の避妊は必須。
副作用の内容としては、かなり危険な部類といえるでしょう。
薬による男性ホルモン抑制は効果はあるが危険すぎる。じゃあ別の方法は?
スピロノラクトンのような薬の代わりになるものはありません。
あったとしても、「薬」なので、必ず副作用がついてきます。
ホルモンに作用する薬は、ホルモンバランスによっていろんな病気を引き起こすので、むやみに服用しないほうが良いでしょう。
別の方法としては、亜鉛の摂取。
男性ホルモン抑制作用のある亜鉛
亜鉛には、男性ホルモンを抑制する作用があると言われており、女性も薄毛改善のために、亜鉛を積極的に摂取している方はかなり多く、育毛剤メーカーもサプリメントとして販売もしています。
亜鉛は食事で摂取するのは、かなり難しく、豊富に含まれているのは牡蠣くらいです。
なので、女性の多くはサプリメントで補っているんですね。
育毛サプリメントについては、下記ページで評価・比較しています。
サプリメント以外の方法
あとは、ジオウ・シャクヤク・ヒオウギなどといったエキスを配合した育毛剤です。
サプリメントは、脱毛予防の補助的な役割ですが、育毛剤の場合、髪の成長を促進もプラスされるので、まずは育毛剤からがいいでしょう。
徹底的に、薄毛改善したいのであれば、サプリメントもプラスする。といった具合。
ちなみにシャクヤクはニキビ用の漢方薬に使用されるほどのエキスで、女性用育毛剤ではハリモアにしか配合されていません。
マイナチュレやベルタにも、ヒオウギなどが配合されていますが、漢方に使用されるほどではないようです。
どの育毛剤にどんな男性ホルモン抑制作用のある成分が配合されているかは、こちらの育毛剤比較一覧表をご覧ください。
この記事のまとめ
1.男性ホルモンの抑制は必須
2.スピロノラクトンには男性ホルモン抑制効果がある
3.スピロノラクトンは副作用の危険性が高い。長期の服用はNG
4.男性ホルモンの抑制は、長期間可能なもの。つまり食事・サプリメント・育毛剤がおすすめ
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