2017年夏。もう終わりましたね。
皆さんレジャーはどこか行かれましたか?わたしは幼馴染の友人と沖縄に初ダイビングしてきました。
薄毛の方ならわかっていただけるかと思いますが、薄毛にとって海は怖いです。
余計薄く見えますからね。。。
でもわたしは、アップにしてしっかり隠していったので意外と大丈夫でした!(てかまあ楽しいダイビングで頭ばっかジロジロ見る人なんてそういないと思いますけどね☆)
まあ前置きはこの辺で。
「夏は紫外線が頭皮にダメージを与え、抜け毛の原因になります」
・・ってよく聞くけどホントなの?
そもそもなんで頭皮にダメージ?ダメージがあるからって髪の毛が抜ける理由にならなくない?
って疑問が浮かんだのでちょっと調べてみました。
なぜ紫外線で頭皮は痛むの?頭皮に与える影響ってなんなの?
髪の毛を作るもととなる毛母細胞は、角質層などの表皮より奥。真皮層になります。
引用元:デミ
▲表皮と真皮層の参考イメージ。
紫外線にはA波とB波というものがあり、A波は表面の毛穴周辺の細胞組織を痛めつけて、B波は肌の奥の真皮層周辺の細胞を痛めつけてしまうんです。
紫外線A波とは?
- 角質層とかの表皮だけじゃなく、もっと奥深くの真皮層まで届く紫外線
- 肌の内部まで届き、ハリや弾力の低下を招く
- 窓ガラスをすり抜けてくる
- カフェの窓際や家でも日焼けする
- 赤み炎症が起きにくいので、気が付かないことが多い
- 日常生活を送る中で「うっかり日焼け」をしやすい
赤くなったり、ヒリヒリしたりすることで、注意できればまだ救いがありますが、日々紫外線の下でじわじわと細胞が壊されていくことに、なかなか気付くことができないのが恐ろしいところです。
紫外線B波とは??
- 角質層などの表皮に届く
- 屋外での日焼けの主な原因
- 肌表面に強く作用
- 多量に浴びると赤く炎症を起こす
- 海やリゾート地での「レジャー日焼け」の原因はこれ
表皮や真皮層が痛めつけられると、髪の毛の「維持」に必須な組織「毛包細胞」の元となるコラーゲンやエラスチンは減少し、髪の毛を維持することが難しくなり、最悪の場合抜け落ちてしまうのです。
また、頭皮の中の毛根部分には髪の毛を黒くするメラニン細胞があるのですが、紫外線のダメージによりそれが破壊されることで、白髪が発生するともいわれています。
【ケア編】紫外線を受けてしまった頭皮へのケア方法
どんなに紫外線対策をしたつもりでも、うっかり日焼けしてしまうときがあります。特に頭皮は身体の中でも最も日焼けしやすい部分。熱を持ってしまったら、赤く腫れ上がったり、炎症を起こす前にしっかりと応急措置をしておきましょう。
やけどしたように赤くなっている場合
まずは、冷やす。
これは、強いA波によって頭皮がやけどした状態なんです。
やけどは、とにかく冷やさないといけません。
頭皮の血行が悪くなりそうですが、何時間も冷やさなければ大丈夫です。
あとは、オロナインなどの軟膏を塗っておくと良いかも。
または、アラントインという成分を配合する傷薬を塗るといいかもしれません。アラントインには皮膚の修復を早める作用があります。
外にいた時間が長かった人
レジャーや、夏場に外出が多かった方は、毛穴周辺や毛根周辺の細胞がダメージを受けている可能性があります。
頭皮は髪の毛が育つための大切な土壌ですから、その頭皮がダメージを受けると、影響が出るのは髪なので、見えないからといっても、決して油断をしてはいけません。
特に薄毛の人。または髪の毛がもともと少ない人は要注意。
髪の毛が少ない=頭皮を保護しきれない。
そんな状態なので、ほぼ間違いなく内部までダメージを受けているでしょう。
この場合は、
- 体内へ栄養補給
- 頭皮へ栄養補給
この2つをやることが良いと考えられます。
体内の栄養補給
紫外線を浴びると、身体の中で活性酸素が増加します。この活性酸素が皮膚を老化させ、シワやシミの原因となってしまうのです。
活性酸素に対抗するためには、抗酸化物質を含む食べ物を食べ、紫外線に負けない身体を作ることが大切。
抗酸化物質が豊富な食べ物としておすすめしたいのは、トマトやピーマン、きゅうりなどの夏野菜や果物。ポリフェノールやリコピンなどの抗酸化物質をたっぷりと含んでいます。
夏野菜以外にも、鮭にはアスタキサンチンが、サンマ・アジ・イワシにはビタミンEなどの抗酸化物質が含まれています。
また、皮膚や細胞の再生には、ビタミンが必須です。ビタミンB・C・E・Dをしっかり取りましょう。
サプリメントなどで補ってもOKです。
頭皮へ栄養補給
2つめは頭皮へ直接栄養補給させること。
天然のエキスをたっぷり頭皮へ浸透させれば、紫外線によって傷んだ頭皮を回復させることができるんです。
頭皮への栄養補給をする理由は、紫外線A波によって、コラーゲンがダメージを受け、うまく機能ができず「毛包の縮小」が進む場合があるからなんです。
「毛包の縮小」と言うのは、髪の毛を包んでいる組織である毛包が縮んでしまうこと。
毛包が縮んでしまうとそのスペースが奪われてしまうので、本来一つの毛穴から3本~4本程度生えていたのがたった1本になってしまう可能性があるんです。
さらに言うと、実は薄毛のメカニズムってが毛包の縮小が原因とも言われています。
- 加齢によってコラーゲンが減少し、毛包が縮小。
- 1本、また1本と一つの毛穴からスルスル抜け落ちる。
- 最終的に毛穴には細く弱々しい髪の毛1本が残る
ということなんです。
毛包は、加齢のせいで縮小するのは生理現象なので仕方の無いこと。ただそれを如何に食い止めるかが薄毛にならないポイントとなるんです。
加齢で毛包縮小。さらに日焼けで毛包縮小。
こんな状態では、すぐにハゲてしまってもおかしくないですよね?
体内の栄養補給も頭皮への栄養補給もとても重要ということなんです。
頭皮には、栄養たっぷりの育毛剤や育毛エッセンスをたっぷりつけてあげましょう。
化粧水を付ける感覚でOKです。冷やしてつかってみるのも良いかも。
【予防編】紫外線A波・B波を予防する方法
引用元:ロレアル
▲紫外線A波・B波の月間変動
A波B波のピークは8月。そこから緩やかに下っていきます。
ただ、9月でもまだまだ紫外線は強いまま。
10月くらいまでは、予防したほうが良いでしょう。
帽子をかぶる
帽子は黒い帽子を選びましょう
夏に黒い帽子は暑苦しくて全然ファッションに合わなそうですが、黒い色は紫外線も吸収するので、頭皮まで紫外線が届くのを防いでくれるんです。
目の粗い生地は避ける
できれば、麦わら帽子が良いですよね~。夏にはピッタリだし。
でも残念ながら、隙間から紫外線がズバズバ入ります。特に髪の毛が薄めの方は控えましょう。
頭皮にも日焼け止めを塗る
頭皮にも日焼け止めを塗りましょう。
「いや毛穴詰まるし、ダメじゃない?」って思う敏感肌の方はやめたほうがいいですね。
日焼け止めは皮膚にとって刺激でしかありません。
敏感肌なら帽子がベター。
どうしても帽子や日傘を使用できない場合には、髪の分け目やつむじなど、頭皮がむき出しになっている部分にすこし日焼け止めを塗るのがいいでしょう。
日焼け止めはSPFやPAが高い方が紫外線ブロック効果は高いのですが、単純に数値が高いものを選べばいいというわけではありません。
SPFとかPAってよく聞くけど何それ?
私も未だによくわかっていません。
なんとなくSPFが高ければいいって感じで買ってます(笑)
SPFとは
SPFの数値は、紫外線抑制効果の時間の長さを表しています。
1単位につき20分程度が目安となります。
<SPF30の場合>
20分×30=600分=10時間の日焼け止め効果
※ただし、SPFの数値が高いと、肌への負担も大きくなります。
外出する時間を考えて選びましょう。
PAって?
PAは、紫外線A波を防御する強さを表しています。
A波とは真皮層に届くジワジワ浸透してくるアレです。
最低値がPA+、最高値がPA++++の4段階。
PAの強さも、使用する場所によって使い分けます。
例えば、日差しが強い場所に行く日はPA++++を使い、室内で過ごす時間が長い日はPA+を使うのがおすすめ。
日中もこまめに塗り直すのがコツ
日焼け止めは、お出かけ前に1度塗ればよいというものではありません。
特に夏場は汗で流れてしまうため、こまめに塗り直した方が、紫外線抑制効果が長持ちします。
原則として、頭皮に残らないように、シャンプーでしっかり洗い流すこと
せっかく紫外線をカットできても、日焼け止めが頭皮に残っていると、頭皮に悪影響です。
日焼け止めは数値が高いものほど落ちにくいので、しっかりとシャンプーで洗い流すことが大切です。
でも頭皮をゴシゴシこするのはNGです。日焼け止めを塗っていても多少はダメージを受けます。
日焼けした頭皮は弱い状態なので、優しく洗い流しましょう。
9月でもまだまだ暑いし紫外線も強い!予防はしっかりと!
仕事や学校で外を出歩くのが多い人、薄毛の方は特に注意しましょう。
薄毛の人は、「髪の毛」という防御が少ないので通常の人より多く紫外線を受けてしまいます。
しっかりと対策すべきですね。
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