帽子もかぶらずに外に長時間いると、
「うっかり頭皮を焼いてしまった!」
なんてことありますよね。
薄毛を気にされている方ならおそらく何回かあるはず。
そのまま放置してしまうと炎症が毛根内部まで広がり、抜け毛が増えてしまう危険性があります。
そうならないうちに、すぐに対処していきましょう。
日焼けによる痛みの対処法
日焼けが痛むのは、軽い火傷のような状態となっているためです。
まずは冷やすことが有効なので、冷たいタオルや保冷剤などで対処していきましょう。
保冷剤を使う場合は、頭皮に直接当てないよう、タオルなどで包みます。
▲保冷剤はガチガチに凍らないタイプがいいですよ。凍っても曲がるタイプがオススメ。頭にフィットしやすいです。
日焼けした当日のシャンプーは、刺激が強いためできるだけ控えましょう。
ぬるま湯か水で、軽く汚れを洗い流すだけにしておきましょう。頭皮をいたわるように、繊細なタッチで行なうことも大切です。
洗髪後も、髪や頭皮を傷つけないよう、タオルで優しく押さえて水気を取ります。
乾かした後は、頭皮用のローションで、日焼け部分に潤いを与えておきます。アルコールや美白成分が入っていなければ、顔用の化粧水でもOKです。
頭皮の日焼けが治ってきたときの対処法
痛みや炎症などが治まってきても油断はできません。
この時期には、かゆみなどを訴える人もいます。
できるだけ頭皮を刺激しないよう注意しましょう。
対処法の一つとして、洗浄力が穏やかなシャンプーを選んでみると良いでしょう。成分として「~グルタミン酸」「ココイル~」「ラウロイル~」といったものが配合されているタイプを探してみてください。
シャンプーを泡立ててから洗髪すると、さらに刺激を抑えることができます。
ドライヤーでの乾燥も、短時間ですませましょう。頭皮に直接風が当たらないよう、タオルでガードしておくと効果的です。
髪のカラーリングやパーマは日焼けが完全に治るまでやめましょう。
日焼け後のフケやかさぶたの対処法
日焼け後は、背中や肩の皮膚がむけるように、頭皮も剥がれ落ちてきます。これがフケやかさぶたの原因となるので、注意が必要です。
日焼け直後から保湿ケアをしっかりと行い、かゆみや洗髪時などに刺激を与えなければ、フケはすぐに治まることがほとんどです。
しかし炎症がひどくなると、かさぶた状のものが頭皮にできることがあります。気になっても無理に剥がしてはいけません。よけいに悪化させないためにも、自然に剥がれるのを待ちましょう。
かさぶたができてしまった場合も、シャンプーは控え、ぬるま湯での洗髪に留めておきましょう。症状がひどくなるようでしたら皮膚科で相談するようにしてください。
もう頭皮を日焼けさせない!頭皮を日焼けから守る方法
頭皮を守るには、日頃からの心がけが重要です。簡単で効果的な方法を、三つほどご紹介したいと思います。
帽子や日傘で守る
もっとも手軽に、かつ確実に頭皮を守ることができる日焼け対策は、帽子や日傘を使うことです。外出時に手に取り、使用するだけで、降り注ぐ紫外線をカットしてくれます。
UVカット効果があるものがオススメですが、黒や紺など、色の濃いものでも紫外線を遮る効果は期待できます。
日焼け止めで守る
海やプールなどで活動的に楽しみたい場合は、頭皮に日焼け止めを使っておきましょう。地肌が露出している、分け目やつむじ部分に塗るようにします。
「手間がかかりそう」と心配される方は、塗りやすい形状にデザインされた頭皮用のものや、スプレータイプなどもあるのでチェックしてみてください。
また、長時間の外出では2~3時間ごとに塗りなおすことも忘れないようにしましょう。
分け目を変えて守る
毎日、同じ分け目や髪型ですごしている方は要注意です。同じ部分を集中して紫外線にさらすことになります。
通学・通勤といった短い時間の紫外線でも、1年蓄積させれば相当なものです。定期的に分け目を変えるだけでも効果があるので、意識するようにしましょう。
Q. 日焼けをするとなぜ抜け毛が増えるの?
日焼けの原因となる紫外線は、さまざまな形で髪に悪影響を与えます。
頭皮の奥まで到達した紫外線は、毛母細胞を傷つける可能性があります。発毛サイクルが短くなり、髪が成長しきる前に抜け毛となってしまうのです。
また、皮脂の酸化を促し、細胞の老化を促進させるのも紫外線です。頭皮の環境を悪化させることから、抜け毛が増えていくんですね。
抜け毛や薄毛など、髪のトラブルでお悩みの方は、日焼け対策をしっかりと行なうようにしましょう。
まとめ
頭皮の日焼けは、抜け毛に加えて、さまざまなトラブルを引き起こします。
日頃の対策と、日焼け後の丁寧なケアで乗り切りましょう。
日焼け後の症状がなかなか改善しなかったり、症状が悪化してしまったりした場合は、迷わず病院へ行くようにしてくださいね。
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