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頭皮が痛いなとか痒いなと思って触ってみると「なんかデキモノがある!」なんてことありますよね。
顔にニキビや吹き出物ができる様に、頭皮にもそういった肌トラブルが起こり得ます。
頭皮のデキモノにはいくつか種類があって、原因も様々。
もちろん対処方法も異なりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
頭皮ニキビってなに?
頭皮のニキビは、顔と同様で毛穴に皮脂や汚れが詰まって炎症を起こしてできます。
顔のニキビと違うことは、顔の場合はアクネ菌、頭の場合はマラセチア菌が原因であることです。
頭皮のニキビは汚い手で触ったり、潰さない様にし、頭皮を清潔に保つことが大切です。
酷い場合は皮膚科に受診し、塗り薬を処方してもらいましょう。
一般的にはアダパレン配合のディフェリンゲルが多く用いられ、初期のニキビに効果的で早く治すことができます。
また、頭皮に刺激の少ない弱酸性のアミノ酸系シャンプーに変えて、頭皮を優しく慰る様にするのが望ましいです。
頭皮の蕁麻疹って?
頭皮の蕁麻疹は、ニキビなどの吹き出物とは違って、蚊に刺された様な円形や楕円形の平らな赤い膨らみができ、かゆみを伴います。
かゆみは数十分~数時間程度で治りますが、原因によっては長期で引かない場合もあります。
頭皮の蕁麻疹は、汗が原因のコリン性蕁麻疹、体温の急激な変化による寒冷蕁麻疹、花粉による蕁麻疹、日光による蕁麻疹、ダニや食品などによる内因性蕁麻疹、ストレスや疲れによる蕁麻疹などがあります。
原因がわかり取り除くことで自然に治ることもありますが、酷い場合は皮膚科を受診し、抗ヒスタミン剤を処方してもらいましょう。
内服薬、注射があります。掻いてしまって頭皮を傷つけない様に注意しましょう。
頭皮の脂漏性皮膚炎とは?
脂漏性皮膚炎は、頭皮の皮脂が過剰分泌して毛穴を詰まらせて起きる炎症です。
顔の中でも皮脂が多いTゾーンの倍の皮脂腺があり、基本的に皮脂の分泌が多いのですが、合わないシャンプーを使用したり、洗いすぎたりなどのちょっとした原因でより皮脂が多く分泌され、ニキビと同様のマラセチア菌によって皮脂が脂肪酸に分解されて炎症を引き起こします。
酷い場合は皮膚科を受診し、塗り薬を処方してもらいましょう。
カビが原因なのでニラゾールなどの抗真菌剤を、またかゆみがある場合はステロイド剤を併用します。
ニキビと同様に頭皮に刺激の強くないアミノ酸系シャンプーを使い、頭皮環境を整えることが大切です。
ニキビ・蕁麻疹・脂漏性皮膚炎の見分け方
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蕁麻疹は形状が、ニキビや脂漏性皮膚炎とは異なるので、比較的見分けやすいです。
かゆみがあり平らにぷくっと腫れている様であれば、蕁麻疹です。
症状が治れば、患部は少し赤みが残るか、もしくは頭皮にはも残らないのが蕁麻疹の特徴でもあります。
見分けるのが難しいのが、ニキビと脂漏性皮膚炎ですが、大きな違いはかゆみの有無です。
脂漏性皮膚炎の場合は断続的にかゆみを伴い、また、フケが多く出たり、薄いかさぶたの様なものができる特徴があります。
ニキビは若干のかゆみを伴う場合もありますが、顔と同様にそれほどのかゆみはありません。
ただし、ニキビができている頭皮環境は脂漏性皮膚炎を引き起こしやすい状態でもあるので気を付けましょう。
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