シリコンは、さまざまなWEBサイトで、悪者あつかいされています。
理由は簡単で、シリコンが人工成分だから。
「肌につけるものはオーガニックでなければならない!」
企業がこぞってそんなCMを出し、あたかも人工成分=悪のようなイメージを植え付けたのです。
シリコンは本当に悪者なのか?今回はそんなことをしらべてみました。
シリコンが悪者になってしまった背景
シリコンちゃんがなぜこんなに悪者扱いされたのかというと…
テレビCM・口コミによるシリコンは頭皮に悪影響だ!という刷り込み。だったんです。
なぜ、こんな印象操作をするのか?
おそらく、新しいシャンプーを売るためでしょう。
シャンプーの価格をグンと上げ、利益をガッツリのせる。売上を一気にUPさせる方法の一つだったんだと思います。
全てはシャンプーメーカーのシナリオ通り。
シリコンが悪い。香料やアルコール、紫外線吸収剤も悪い。
こうして、天然ではないものを、どんどん悪者扱いにして、オーガニックシャンプーとして、高級に作れば売れる!と開発されたのが、天然由来のアミノ酸洗浄成分配合のシャンプー。
「●●種類無添加!」などといったシャンプーですね。
ちなみに、完全オーガニックシャンプーというのはかなり稀。完全100%天然だとむちゃくちゃ高くなってしまいます。
1万円くらいかな?
そんな可哀想なシリコンちゃんですが、いったいどんな悪口を言われて嫌われていったのでしょうか?
シリコンちゃんにまつわる【ウソ】をまとめてみました。
1. シリコンで毛穴がつまる
つまる瞬間をマイクロスコープで生中継してほしいですね。いったいだれが言ったのでしょうか・・・。
シリコンは、そもそも頭皮に吸着するように出来ていません。頭皮についても毛穴を塞ぐことが出来ないのです。
2. シリコン入りシャンプーは髪が重くなる
シリコンは、正式には【シリコーンオイル】と言います。
でもオイルだからといって、ヘアオイルのようにベタつくわけではありません。
さらっとしたタイプのオイルで、しかも大量に入っているわけではないので、オイルのせいで髪がボリュームダウンするわけではありません。
ボリュームダウンは、他にもオイルがたくさん入っているからなのかも。
3. ノンシリコンだと泡立ちが悪い
泡立ちとシリコンは関係ありません。
先程もお伝えしたとおり、シリコンはただのオイルです。洗浄成分ではありません。
ノンシリコンだからというわけではなく、ノンシリコンシャンプーの多くが洗浄力の低い、アミノ酸洗浄成分を配合しています。
洗浄成分が弱いから、泡立ちが悪くなるんです。
シリコンが入ってるといいこと
上記のようなウソは非常に残念ですが、
「じゃあシリコンが入っててなにか良いことあるの?」
「必要ない添加物成分なら配合してなくてもいいんじゃない?」
そんな疑問が生じますよね?
シリコンには、
・すすぎのときに髪の手触りを良くする
・乾かした後もサラサラを持続してくれる働き
を持っています。
髪同士の摩擦を抑えてくれるので、朝のブラッシングがしやすいというメリットもあるんです。
髪のひっかかり防止は、私のような薄毛の人間には必須の成分で、大事な髪の毛がひっかかって抜けるのを防いでくれるんです。
脱毛症のせい抜けてるのに、さらにひっかかりで抜けるとかホント最悪です。
まとめ
シリコンは、悪いものではありあません。
配合されているからといって、毛嫌いせず、自分の頭皮にあっているかどうかでシャンプーは選びましょう。
結局、シャンプーはベタつきタ頭皮や乾燥頭皮など「頭皮のタイプ」によって選ぶべきなんです。
自分にあっていれば、シリコン配合シャンプーでも、頭皮環境を改善させることは可能です。
きちんと選んでいきたいですね。
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