亜鉛はミネラルの一種で、食事で摂ったタンパク質を「髪の毛」に変えてくれる大事な栄養素です。
亜鉛が不足すると、いくらタンパク質を摂っても、タンパク質が髪になりません。
そうなると、抜け毛・薄毛・白髪などといった様々影響を及ぼします。
亜鉛は、牡蠣(カキ)・レバー・チーズ・卵黄・うなぎ・納豆・もも肉・ホタテ・アーモンド・そば粉・干しエビ・のり・落花生などに多く含まれています。
主に貝類に多く含まれ、その次に肉類・乳製品・豆類と続きます。
ただ、亜鉛は吸収率の悪い栄養素の一つで、食事で実際に摂取した量の全てが吸収・活用されるわけではないんです。
亜鉛の吸収率は30%?
厚生労働省によると、亜鉛吸収率は約30%という情報になっています。
ただ、製薬会社によっては5~10%もしくは、20~40%と機関によってバラツキがあるようです。
どちらにしても、亜鉛はかなり吸収率の低いミネラルなので、より多く摂取することが必要なようです。
亜鉛の吸収率を下げる成分
亜鉛の吸収率が下がる理由は、ある特定の成分と同時に摂取してしまうため。
その成分を避けて摂取すれば、吸収率はグンと上がります。
フィチン酸
穀物・豆類が原料の製品やインスタント食品に多く含まれています。
フィチン酸は、カルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラルとの結合力が強いので、体内への吸収を低下させてしまいす。
ポリリン酸
スナック菓子やインスタント食品などに含まれる添加物です。
「ポリリン酸カリウム」や「ポリリン酸ナトリウム」などの形で使われることが多く、他のリン酸塩類と併用して様々な食品に使われる「リン酸ナトリウム」と称されていることもある。
主に亜鉛を体内から排出する作用があります。
食物繊維
本来、食物繊維はお通じを良くするなど必須な栄養素ですが、亜鉛が体内に吸収される場合には障害となってしまいます。
食物繊維は、穀類や藻類などに多く含まれています。
普段の食事から過剰摂取となることはありませんが、健康食品やサプリなどからの過剰摂取によって亜鉛不足になるのだけは避けておきたいですね。
タンニン
コーヒー・紅茶・緑茶などに含まれる渋みを感じさせる成分です。
亜鉛の吸収を阻害する働きがありますから、食後にコーヒーを飲む習慣は、亜鉛の吸収を妨げます。
飲むのなら、亜鉛サプリを摂取する時間の間隔を開けた方がいいです。
コーヒーを良く飲む人は、ちょっと控えてみると髪質改善になるのかな?
シュウ酸
ナス・ほうれん草などの野菜、チョコレート(カカオ)、コーヒー、紅茶、ナッツなどに多く含まれている成分です。
シュウ酸はカルシウムと結合してシュウ酸カルシウム(腎臓結石)をつくります。
カルシウム
カルシウムも必須な栄養素なので、過剰に摂取しなければ問題はないようです。
亜鉛の吸収を助ける成分
先ほどの吸収を妨げる成分の影響を減らす作用や、吸収しやすくさせる作用を持つ成分です。
クエン酸
梅干やレモンなどに多く含まれているクエン酸は、亜鉛・鉄・カルシウムなどのミネラル分と一緒にとることで、これらのミネラルを包み込み、体内に吸収しやすくさせます。
この作用をキレート作用といい、飲料水のキレートレモンの由来になっています。
キレートは、レモン果汁に含まれるクエン酸の作用のことで、ギリシャ語の“カニのはさみ”に由来します。カルシウムなどのミネラルを、カニがはさみでものをつかむように包み込んで、溶けやすい形にします。このクエン酸の働きを「キレート作用」といいます。(医学、代替医療分野における、体内から有害ミネラルや老廃物を取り除くキレート(Chelation)とは異なるものです。)
引用元:ポッカ
ビタミンC
ビタミンCは、クエン酸の「キレート作用」を強力にする性質があります。
ビタミンCとクエン酸を同時摂取すれば、亜鉛の吸収率をさらに高めることができます。
先ほどの食物繊維は亜鉛の吸収率を下げますが、ビタミンCとクエン酸のキレート作用があれば、亜鉛の吸収率は高いままになります。
食物繊維の多いキャベツサラダは、レモン系のドレッシングにすれば安心ですね。
動物性たんぱく質
肉類・魚類に多く含まれる動物性タンパク質を、同時に摂ることで亜鉛の吸収率が高くなります。
亜鉛の吸収を妨げる食物繊維やフィチン酸の影響を低下させる働きがあります。
亜鉛の吸収を妨げる成分は以外に多い!
私はコーヒーが結構好きで良く飲むのですが、ホントにショックでした・・・。
ひょっとしたら、毎日のコーヒーを止めれば少しは薄毛がよくなるのかな!?って思います。
眠気覚ましにはよく飲むんですが…やっぱりエスタロンモカかなぁ。
これ、かなり効きますけど…飲み過ぎはかなり危険なんですよね~。
まあでもとにかく、亜鉛サプリとビタミンCとかキレートレモンを飲んどけばいいってことですよね!
コーヒーダメって言われるストレスの方がつらい!
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