ロングヘアは薄毛になりやすいのでなく、ペタッとして薄毛が目立ちやすく、薄毛の人に多い髪型だからそういった思い込みが生じているんです。
- 髪の毛が重いからボリュームダウン
- ペタッとしてしまい分け目が目立ちやすくなる。
- ロングヘアーで分け目が目立つ人(薄毛が目立つ人)が多い印象
- ロンゲヘアーだから薄くなる???
という感じ。
ちなみに50代~60代がショートカットにするのは、ボリュームを出せるから分け目を隠しやすいんです。
あとは見た目の問題もあるかと思います。
(美容師さんから聞きました)
ロングヘアーだと抜け毛が増えると言われる理由
いろんな事が言われていますが、私なりの考えも含めて書いてみました。
1. 髪の毛が重いから
髪は長ければ長いほど重くなります。
そのため、ショートヘアよりロングヘアの方が重さによって毛穴や毛根にかかる負担も大きくなります。もちろん、毛根へ負担がかかると髪は抜けやすくなるため、薄毛の原因になります。髪を束ねた際も、同じように負担がかかります。
こんな感じの事がよく言われていますが、これはちょっと違うんじゃないのかな?と思います。
腰くらいまでの長さならかなりの重さになるので、あり得なくはないとは思いますが、髪の毛ってそんなに抜けやすくはないです。
ロングヘアーって肩より下くらいですよね?腰くらいの人なんて中々いないと思います。
休止期段階にある「もうすぐ生え変わるよ!」っていう髪の毛なら、抜ける最終段階に入っていて、抜ける予定の髪の毛なので、抜けても何の問題もありません。
ロングヘアーだからといって、成長期段階の髪の毛が引っ張られて、早い段階で抜けてしまう。ということは思いっきり引っ張って抜かない限りあり得ないと考えられます。
2. ポニーテールなど髪を縛りがち
髪の長い人がよくやるんですが、髪を後ろで束ねる「ポニーテール」にすると生え際や側頭部の髪の毛をかなり強く引っ張る事になるので、これは抜けやすくする原因の一つになります。
先ほどの「ロングヘアーは髪の毛が重くなるので負担がかかる」というものとは違い、ポニーテールは髪の毛への負荷がかなりあります。
実際に、牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)という脱毛症もあるほど。
牽引性脱毛症とは、ひっぱられるので薄くなり、主にバレエダンサーに多いようですね。
牽引性の場合だと「ポニーテール」を止めれば、ちゃんと治るようです。
体内の疾患が原因でもなければ、女性ホルモンが原因でもなく、ただ髪の毛を引っ張っていたのが原因ですから。自然に元に戻るでしょう。
ただし、かなりの期間「ポニーテ-ル」をしていた場合、毛包自体が無くなっている可能性もあるので、確実とは言えません。
3. ロングヘアーだと髪が引っかかりやすい
これもありえるでしょう。
髪の毛が長いと、どうしても毛先が傷んできます。
クシでといて、最後の毛先で引っかかって、無理やり引っ張って抜いてしまう。
私は、セミロングくらいなので、そこまで引っかかりませんが、やはり毛先は徐々に痛んでくるし、冬場は本当に引っかかりやすいです。
髪の毛が太くてしっかりした方は傷みにくいらしいのですが、髪の毛が細くてナヨナヨしている人は、服の摩擦でも傷んで毛先がボロボロになってしまうそうです。(担当の美容師さんに聞きました)
ロングヘアで傷んだ毛先のケア法
ヘアオイルを塗って、まず絡まりを手で優しくほぐしましょう。
それからクシをゆっくり通せばOK。ドラッグクトアに売ってるものでOKです。
もっというならオリーブオイルでもいいかと。とにかく保湿をしっかりすることと、なるべく服への摩擦を防ぐために、下ろすよりバナナクリップとかでアップにしたほうが良いです。
髪は一度傷んでしまったら切るしか無い
髪の毛は傷んでしまったら、切るしか方法はありません。
髪のダメージを修復することは不可能です。
一時的にオイルを塗っているので、戻ったように感じるだけです。
乾燥肌は、新しい細胞が毎日作られるので多少は良くなっていきますが、髪の毛は皮膚とは違って、すでに死んだ細胞の塊なのでターンオーバーができません。
なので、オイルを塗り続けるか、切るしかないんですね。
これは昔よくカットしてもらってた、美容師のおばさんに教えてもらいました(笑)
結局「ロングヘアーが原因で薄毛になる」ということは無い
ロングヘアが薄毛の原因と言われている理由は以下の2つ。
- ロングヘアだと毛先が引っかって抜けてしまう頻度が多いため薄毛になる可能性がある。
- 髪を縛ったりポニーテールにして引っ張られることにより薄毛になる可能性がある。
「ロングヘア=ハゲやすい」ではなく、縛ったり、絡まりやすいから抜けやすいだけなんです。
今現在ロングで髪が薄いのならば、薄毛の原因は他にあるのではないでしょうか?
薄毛の原因カテゴリに詳しい情報をまとめましたので御覧ください。
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