育毛シャンプーには薄毛を改善させる効果はありせん。
理由は、3つ。
・すぐに洗い流すのに、配合成分が頭皮に浸透する訳がない。
・毛穴はつまっても、薄毛にならない。
・ホームレスの方がハゲないのは何故？
すぐに洗い流すのに、配合成分が頭皮に浸透する訳がない
育毛シャンプーって結構成分にこだわってるのが多いと思うんです。
でも、すぐに洗い流すのに、成分が頭皮内部へ浸透するのでしょうか？
育毛成分を●●種類配合！なんて広告をよく見ますが、いやいやありえません
そんな短時間で浸透してしまったら、薄毛の人はいませんよね。
毛穴はつまっても薄毛にはならない
これも、ありえません。
毛穴がつまってようが髪の毛は普通に成長します。
というか殆どの人の毛穴って結構詰まってるものですよ。
ただし、脂漏性皮膚炎という、皮膚病を患っているのであれば薄毛になる可能性はあります。
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の過剰分泌が原因でなる皮膚炎でフケや、頭皮の赤み、かゆみがあります。
脂漏性皮膚炎の人は意外と多いのですが、ほとんどが軽度でメディクイックやムヒHDで収まるもの。
抜け毛があるのは、本当にひどい重度の脂漏性皮膚炎の方。
頭皮が真っ赤にただれたり、かさぶた状のものが剥がれたり、本当にひどい人のみ。
毛穴詰まりは、育毛シャンプー会社のデマです。
ホームレスは何故ハゲない？
ハゲてる人もいますが、フサフサの人も多いんです。
あの方々は、ほとんとお風呂に入っていないにもかかわらず、フサフサなんです。
シャンプーしていないのに、ハゲないのは何故？という疑問が生じます。
つまり、シャンプーは薄毛と全く関係なく、ただ皮脂がベタベタして気持ち悪いから流すというだけのもの。
タモリさんや福山雅治さんも体や頭はシャワーで流すだけらしいです。
タモリさんは…まあ薄毛ですが（年齢のせいかな？）、福山雅治さんはフサフサです。
だから、シャンプーは香りや髪の指通りを良くするためのものであって、薄毛改善用ではないんです。
皮脂が多いからハゲるのではなく、ハゲる人は皮脂が多い
「薄毛の人って結構頭皮テカってる」って思う方いらっしゃいますよね？
確かにテカってる人が多いです。そしてわたしも皮脂量は多い方。
実際、薄毛の人の皮脂分泌量は多い傾向があります。
でも、これは皮脂が多いからハゲているわけではないんです。
薄毛を促進する物質は男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼが合わさり、変化したジヒドロテストステロン（DHT）だということがわかっています。
このDHTは薄毛を進行させるだけではなく、
体毛を濃くする
ニキビを作る
皮脂の分泌を増やす
などの作用があることが知られています。
つまり、
『皮脂が多い＝ハゲる』
ではなく、
『DHTが多い＝ハゲる＋皮脂が多い』
なんです。
より正確には「DHTが多い」ではなく「DHTの元の5αリダクターゼへの感受性が強い」というべきですね。
皮脂が多いからハゲるのではなく、ハゲの人に皮脂が多いだけなんですね。
血中エストステロンのうち1～2％の遊離テストステロンは皮脂細胞内の5α-リダクターゼによって 最も活性の強いジヒドロステロン(DHT)に転換されます｡
核内に移動してDNAのホルモン応答配列に配合すると､ 遺伝子発現が亢進されて脂腺細胞の増殖と皮脂の産生が促進されます｡
ニキビがある人は､健常人に比べて※5α-リダクターゼの活性が有意に高く､ DHTへの変換が5倍以上促進されています｡
引用＆参考元：なぜニキビになる？｜明治通りクリニック
※5α-リダクターゼの活性が有意に高く＝5αリダクターゼへの感受性が強く
ニキビ治療の明治クリニックでは、5αリダクターゼの感受性が高いと、DHTが普通の人の5倍以上促進とされています。
普通の人の5倍以上、皮脂が出やすいということになります。
ちなみに、5αリダクターゼの感受性の強さは、遺伝と深く関わりがあるとも言われています。
シャンプー選びには注意！
女性用の育毛シャンプーで、毛穴スッキリタイプは少ないと思います。
でも中にはそういったシャンプーも存在します。
毛穴スッキリタイプには、強力な洗浄成分が配合されていて、皮脂を根こそぎ洗い流してしまいます。
皮脂を極端に減らすと、逆に皮脂の分泌量が増える可能性があります。
皮脂は「頭皮のバリア」です。頭皮を守ってくれているものをすべて剥がしてしまってはいけません。
表面の古くなった部分だけでいいんです。
ゴシゴシこすったからといって、薄毛は治りません。
一番は、アミノ酸洗浄成分の優しい処方のもの。
その中で、自分の好きな香りを配合したもととかを選べばいいと思いますよ。
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