昔からちょっと思ってた育毛剤と発毛剤の違い。
更には、養毛剤や育毛エッセンスとかいうものもあります。
何が違うのかちょっと気になったので調べてみました。
育毛剤の特徴
育毛剤、発毛剤、養毛剤などは薬事法の区分によってわけられているのではなく、配合されている成分や作用機序によって名称が使い分けられているようです。
育毛剤は、髪の成長を促す成分を主成分に配合をしています。今ある髪の成長を助けて、脱毛を抑えることを主目的にしています。
医薬部外品に指定されている製品もあり、ある程度の効果が期待できます。
ちなみに、育毛剤や養毛剤などは、医薬品、医薬部外品、化粧品に分類することができます。医薬品は効果効能を謳うことができ、働きが確認されています。
化粧品は効果効能を謳うことはできず、肌の状態を整えるなどを目的にしている製品で、育毛効果はあまり期待できません。医薬部外品や医薬品と化粧品の中間のようなものです。
医薬品ほど高い効果は期待できませんが、医薬品とは違ってドラッグストアで購入できる気軽さがあります。
育毛剤の働きには4つあります。
- 毛母細胞や毛根に働きかけて髪の成長を助ける。
- 血行をよくして毛乳頭に栄養を届けて発毛を促進する。
- 雑菌の繁殖や炎症を抑えて脱毛を予防する。
- 保湿成分で頭皮の乾燥を抑えて髪が育ちやすい環境を整える。
女性用の育毛剤と男性用の育毛剤に配合されている成分には違いがあります。
女性の薄毛の原因で多いものが、無理なダイエットによる栄養不足やホルモンバランスの乱れです。
そのため、女性用の育毛剤は、栄養を補給する成分やホルモンバランスを整えるような成分が配合されています。
一方、男性の薄毛の原因は男性ホルモンや血行不良などのことが多いため、血行を促進したり、薄毛の原因となるDHTを抑えるような成分が配合されています。
また、女性は肌が弱い傾向があるので、アルコールや香料などが無添加のものも多くあります。
養毛剤って何??
養毛剤は、脱毛を抑制して今ある髪を保護することを目的にしたものです。
栄養成分、保湿成分、フケやかゆみを抑える成分などが配合されていて、比較的働きが穏やかな化粧品に分類されるものが多くあります。
化粧品である育毛エッセンスは、医薬品や医薬部外品のような効果は期待できませんが、もっとも手軽に使用できます。
育毛剤は今ある髪の成長を助けるような働きがありますが、養毛剤は今ある髪が抜けることを防ぐ手助けをして健やかな状態を保ちます。
ただ、医薬部外品には配合できない新成分を配合できるのは育毛エッセンスのみです。
発毛剤ってなに??
毛母細胞に働きかけて、脱毛後に新しく髪が生えることを促すことが目的です。
育毛剤や養毛剤は、今ある髪を保護することを主な目的にしていますが、発毛剤は積極的に髪を成長させることを目的にしています。
髪は毛母細胞で作られているのですが、発毛剤は毛母細胞を活性化させて細胞分裂を活発にすることが期待できる成分が配合されています。
そのため、医薬品に分類させる製品が多くあるようです。医薬品には医師の処方がないと購入できないものと、薬剤師がいる薬局で購入できる第一類・第二類・第三類医薬品があります。
医薬品・医薬部外品・化粧品の違いを確認
育毛剤、発毛剤、養毛剤には、医薬品、医薬部外品、化粧品があります。最も効果が期待できるものは医薬品です。
しかし、効果が高い分副作用が強く出る心配があります。
医薬部外品は医薬品の次に効果が期待できますが、医薬品ほどではなくても副作用の心配があります。
医薬品や医薬部外品は、医師や薬剤師の指示に従って使用をしてください。
化粧品は効果効能を謳うことはできませんが、だからといって副作用がないわけではありません。
人によっては肌に合わないこともあるので、使用前には必ずパッチテストを行いましょう。
選ぶときの注意点
育毛剤などを選ぶときにはいくつかの注意点があります。
刺激が少ないものを選ぶ
刺激がある成分が配合されていると、頭皮環境が悪化をする心配があります。頭皮の状態が悪化をすると、抜け毛が増えたり髪が生えにくくなります。
アルコールやパラベンなどは刺激があるといわれるので、こういったものが配合されていない製品を選ぶとよいでしょう。
使いやすさ
髪に成長は非常にゆっくりで、1か月に1cmほどしか成長をしません。育毛剤などを使用してもすぐに変化を実感できないので、最低でも6か月程度使用し続けましょう。
使い続けるために大切なことが使いやすさです。容器の形状や価格など使いやすさを考慮してみてください。
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